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フレーズ2へ:ついにホテルオープン!(新型コロナウイルスについて⑥)

投稿日時:2020/06/05(金) 09:00

ラスベガスのあるネバダ州がフレーズ1に移行したのが5/9です。そしてこの度5/29よりフレーズ2へ移行する運びとなりました。

フレーズ1に加えて追加されたのは以下の通りです。

・レストランに付帯するバー  → おつまみのサービスは不可
・フィットネスジムやスパ施設 → シャワーやサウナ、ロッカールームの使用は不可
・ゴルフコース
・室内型ショッピングモール  → 人数制限や短縮営業あり
・娯楽施設全般(映画館、水族館、動物園、テーマパーク、ゲームセンター等)
・10~49人までの集会

以下はまだ再開未定と発表もありました。
・パブ、バー、ワイナリー、ナイトクラブ
・コンサート
・スポーツイベント
・大人のエンタメ

これでまた2~3週間様子を見てフレーズ3へと移行する予定です。

また6/4(現地時間)からラスベガスのホテルがとうとうオープンしました!!※一部を除く

ホテルのウイルス対策はどうなっているの?と気になる方お多いかと思います。
以下の通りです。
・スタッフのウイルス対策研修を義務化
・就業前に検温
・業務事にマスクやグローブ、フェイスシールドを使用
・ホテルの入口に体温センサーと消毒薬設置
・カジノフロアは50%の人数制限
・隣接した席にはパテーションを設置
・カジノチップは全部消毒
・レストランのメニューはデジタル化
・バフェはまだ閉鎖
などなど、他にもかなり細かく設定されています。

皆さんはこれを聞いてどうお感じになられたでしょうか?
安心?喜び?不安?
少なくともラスベガス市民には待ちに待ったオープンのようです。沢山の市民がカジノへ繰り出す様子がニュースやSNSで投稿されています。

日本人の私からするとちょっとまだ早いんじゃない?と言うのが本音です。

私はラスベガスを心から愛していますし、仕事にも大きく関わり合いのある場所です。ラスベガスのホテルがオープンしてとても嬉しいです。だからこそ慎重にオープンを検討して欲しかったのです。

確かにホテルの対策はしっかりとしています。ウイルス対策を真面目に取り組んでいる市民も大勢いらっしゃいます。さらにラスベガスのあるネバダ州は比較的感染者の少ない地域です。

しかし、ラスベガスはアメリカを代表する観光地です。全米から色々な人が集まってきます。
はたして前述の対策だけで感染拡大は防げるのでしょうか?
またすぐにロックダウンに逆戻りなんてことになるのではないでしょうか?

SNS上に投稿されている動画を見ると、事前に示されていたソーシャルディスタンス(2m)なんて誰も気にしていません。マスクをしてる人も半数以下に見えます。
せっかく今まで取り組んだ事が無駄になってしまうのではないかととても心配になります。

ウイルスを完全に消滅させるのは不可能です。今後は上手く付き合っていかなければならないのも承知しています。
でもまだホテルオープンは早いのではないかな?と私は思うのです。

フレーズ3に移行するのは3週間後です。ほら見たことか!とならないよう遠い空の下で祈っています。


アンドビヨンドでは引き続きラスベガスを見守っていきたいと思います。



 

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