グランドサークル・グランドキャニオン・ルート66・ハーレーダビッドソン・プライベートツアーなど｜アンドビヨンド

先日ラスベガスでマスクをするかしないかのコラムを書きましたが、10日経っただけでそれどころではなくなってしまいました。特に先週末トランプが「国家非常事態宣言」を発表したのをきっかけに、色々と加速してしまいました。

さらに日本時間の18日、ネバダ州で外出禁止命令が出てしまいました。これは不急不要の外出を控えることになります。とは言え、生活に必要なお店などは普通に営業しています。

＜ラスベガス中心街の現状＞
ほとんどのホテルが営業を取りやめ、4月いっぱいの予約を停止。ホテル内施設（カジノ、シアター、売店、レストラン等）も営業を取りやめています。
玄関を締め切って、と言う訳ではありませんがカジノなどはロープを張って通れないようにしてあります。
ほんのわずかのお客様はまだ滞在していますが、スタッフの方が多いように見えます。

コンベンションも全て中止となっています。

そしてラスベガスの大通りを歩く人は通常の1割程度になっています。

これはそもそもラスベガスに住んでいる人達は普段から大通りを出歩くという事もないですし、ホテルの営業が上記の通りなので市外からラスベガスを訪れる人が減ったのが大きな要因だと思われます。

今までのラスベガス史の中で一番閑散とした風景だと思います。


















車はまあまあ走っている（左）けど人通りは少ない大通り（右）


















フロント（左）もカジノ（右）もガラガラ


















バフェ（左）も売店（右）も営業中止

※写真はどれもベラッジオホテルのもの


＜ラスベガスの市街地の現状＞
市内のレストランは通常営業をしている所もまだまだありますが、一部の店舗でドライブスルーやデリバリーのみの営業となっているようです。ただし、外出禁止令が出たのでどこもデリバリーのみに切り替えるようですね。

大型ショッピングモールなどもほとんど営業を取りやめているようです。

日本のニュースだと日本同様にペーパーパニックだと報道されていますが、それは偏った報道です。もちろん一部のまとめ買いをしやすい大型スーパー（コストコやウォルマート）ではトイレットペーパーや水、冷凍食品などは品薄状態が続いていますが、通常のスーパーはそこまで品薄ではありません。（液体消毒薬はどこでも売切れです）
トランプが「国家非常事態宣言」を発表した金曜日にはほとんどのアメリカ人は金曜日が給料日に当たるため、スーパーはプチパニックでどこのスーパーも水、冷凍食品、乾麺（パスタ類）が売り切れました。
でもこれは直ぐに商品が補充される事でしょう。

















パスタや穀類（お米など）の棚はほとんど空


















冷凍食品（左）は空なのにお菓子（右）の棚は揃っている


＜グランドサークルの現状＞
ラスベガスに深く関わるグランドサークルですが以下の場所が閉鎖されています。
・アンテロープキャニオン（アッパー＆ロウアー）
・モニュメントバレー

確かにアンテロープキャニオンはとても狭い渓谷を沢山の人が通るのでとても危険だと感じます。
モニュメントバレーは閉鎖と言っても景色を見ることはできますので、訪れるのは可能だと思います。

その他、国立公園は通常通りの営業を行っています。カフェなどの営業は取りやめている所は一部ありますが、景色を見たりハイキングするのには全く問題ありません。


＜その他＞
・アメリカは日本人に対し渡航禁止や一時的な自宅待機などの制限を設けておりません。ただし、入国の際にはいつもより細かく質問されます。（過去の渡航状況など）

・セキュリティチェックではいつもの100ｍｌに加えて、消毒薬に限って355ｍｌの持ち込みが可能になりました。ただし、いつもよりセキュリティチェックに時間を要していますので、時間に余裕を持って進んでください。


＜ラスベガス・グランドサークルの今後＞
勘違いして頂きたくないのは「ラスベガスでウイルスが蔓延している訳ではない」という事です。あくまでも感染拡大を予防するための措置だとお考えください。
アメリカが特別危険という事はないと私は思います。

どこのホテルも4月いっぱいの営業を取りやめています。今も毎日一生懸命に消毒作業を行っております。5月には復旧するつもりで頑張っています。5月には絶対安心とは今は言い切れませんが、どうか皆さんも落ち着いて今後のご旅行に可否をご判断ください。



弊社では既にご予約を頂いていた4月いっぱいのツアーを一旦中止とさせて頂きました。
5月以降のツアーにおきましては3月中に判断させて頂きたいと存じます。