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じっと耐えるラスベガス(新型コロナウイルスについて③)

投稿日時:2020/03/30(月) 17:00

前回はコロナショックに打ちひしがれるラスベガスの街の様子をレポートしましたが、今回も引き続きラスベガスの様子をレポートしたいと思います。

日本のニュースだとアメリカとひとくくりにされてしまい、ニューヨークもロサンゼルスもラスベガスも一緒にされてしますので困ります。
アメリカは日本の25倍あるのですから、日本と同じように取り上げるのは難しいと思うのです。日本でも北海道と東京とではお天気も違えば気候も異なり、今回の新型コロナウイルスに関しての対応も違うと思います。

なのでここで発信する情報はあくまでもラスベガスの情報という事をお忘れなくお願いします。それと同時にラスベガスと他の都市とは異なると言うのもお含みおきください。


まずは日本でもありましたペーパーパニックですがアメリカでも同様に起こりました。でも日本は直ぐに落ち着き、今では普通に購入できますよね?

ラスベガスでは何故か未だにペーパーパニックが続いており、どこのスーパーも品切れが続いています。
朝いちばんで行くとまだ在庫がある場合もありますが、夕方にはなくなってしまうようですね。

ペーパーほどではないのですが日によってはパンや卵やパスタ類などが無いようです。


次はスーパーやドラッグストアで行っている取り組みを紹介します。

最近ではスーパーやドラックストアでは入店人数制限が出来、店内に沢山のお客さんがたまらないような対策を取っております。なので、店内は空いているのですがお店に入る為の列ができています。それでも、だいたい15分くらいの待ち時間で入れるようです。しかもちゃんと距離を開けて並んで待ちます。

また、大手スーパーには「シニア優先時間」の設定ができ、60歳以上のお客さんは並ばずに優先的にお店に入れるようになっています。お店によりますが、開店1時間後(8時オープンの場合は9時から)~1時間程がシニア優先となっています。


新型コロナウイルスからシニアの人を守ろうというアメリカ人の意識が強く、シニア時間でなくてもお会計レジに並ぶ際もシニアの方が並ぶと「お先にどうぞ」と皆さん譲ります。アメリカ人は個人主義なのですが、こういうところの意識は日本人より高いように感じます。

日本人は列を作るときに間を空けずに詰めて並びます。こんな時代だからこそ距離を取るべきなのに、みんなピリピリして並んでますよね。同じ日本人として恥ずかしくなります。




商品はと言うと、日本同様液体消毒薬などは慢性的に品薄です。

前述の通りペーパーも。冷凍食品とパン、卵、パスタ類は時間帯に寄るようです。

それ以外はと言うとほとんど通常に戻っています。 





街並みはと言うと、ほとんど出歩いている人は見かけません。レストランはデリバリーとお持ち帰りのみの営業ですので、車は動いていますが楽しく食事と言う雰囲気ではありません。さっさと受け取って帰る感じです。

もちろんラスベガス大通りはホテルが全店営業取りやめなので誰も歩いていません。
じっと耐えるラスベガス市民です。

トランプ大統領が本日自粛要請をさらに延長し4月いっぱいとしました。嫌われ者のトランプですが、この強気の取り組みは評価されています。アメリカ人の8割が経済に悪影響があっても自粛制限はするべきと賛成しています。ただしトランプを支持するというよりは、トランプにそう助言した専門医師と疾病対策センター(CDC)を支持すると言う意味のようですね。


日本のニュースでは感染者数や死亡者数の人数だけが取り上げられます。アメリカの人口は3億3千万人いるのですから、どうぞその数字だけに惑わされずに冷静にご判断頂ければと思います。


アンドビヨンドではいつか必ず来るラスベガス復活の日の為に、新型コロナウイルス情報だけでなく今後のご旅行のためになる情報をどんどん発信して行きたいと思います。

なのでご旅行を延期された皆さんも計画する楽しい期間が増えたと前向きにとらえて、じっくりと準備をして頂ければ幸いです!


 

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