グランドサークル・グランドキャニオン・ルート66・ハーレーダビッドソン・プライベートツアーなど｜アンドビヨンド

今回はグランドサークルと国立公園のベストシーズについて。

　アメリカにも四季はあります。四季のようなものが(笑)
なので、グランドサークルのベストシーズンというのも一応ありますが、日本の国内旅行と違って皆さんそれぞれご都合があるでしょうから、ここで行かなきゃ！とまで言い切れるものではありません。一応ご提案の一つだと思って読んでください。ちなみにここで言うグランドサークルはヨセミテやイエローストーンのある山間の国立公園は含みません。ペイジを中心とするエリアだけで考えてください。

　気候的に良いとされているのは6月～9月です。どこの国立公園でも大体半袖で過ごすことができます。もちろん、朝晩の気温差がありますから風よけの上着などは必要です。7.8月はかなり気温があがりますが乾燥していますので、体感温度はそこまでひどくありません。大体、25～35℃の間でしょうか。さらっとしていて、気持ちよく過ごせると思います。この季節は日照時間も長いので観光にじっくりと時間がかけられます。

　ただし！気温が高く、乾燥しているという事はその分水分をしっかりたっぷりとらなければならないという事です。ハイキングなどは充分に気温に気をつけてくださいね。生死にかかわる問題です。グランドキャニオンの谷底へ下りるものに限らず、平らな道を歩くものでも日陰を歩くものでも、準備はしっかりとお願いします。
　また、グランドサークルは雨がほとんど降るところではないので雨の心配は年間通してあまりありません。降ったとしてもすぐ止みます。少し位濡れてもすぐ乾きます。特に夏の雨は恵みの雨とさえ思えるほどです。空気中のチリやほこりを洗い流してくれ、景色もよくなります。

　でもここで注意しなければならいのは、この6月～10月は国立公園やグランドサークルは大変混み合うという事です。学校も夏休みになりますし、それに合わせて家族旅行も増えます。特に、グランドキャニオンやアンテロープキャニオンなどはすごい人です。ホテルも予約が取りづらく、尚且つ料金も割高になります。日本からの飛行機代もあがりますので個人旅行も団体ツアーなども比例して高くなります。季節をとるか旅行代金をとるかは悩むところではありますね。　

　その点、12月～3月はシーズンオフと言われる季節です。現地もかなり空いていて観光もしやすいです。ホテル代も安く予約も取りやすいので、普段泊まれない貴重なホテルなども宿泊が可能になります。もちろん、飛行機代も安い！良い事づくめのようですが、寒いです。気温は15℃前後、日中で太陽がでてても20℃を超すことはほとんどありません。朝日を見る場合などは氷点下になります。標高の高いブライスキャニオンなどはマイナス20℃位の日もあります。その時は車のラジエーターが割れてしまい大変でした。特に1～2月は雪も降ります。グランドキャニオンは標高も2000ｍありますので、大きく積もることはなくても観光するのにはかなり大変だと思います。しかも、冬場は閉鎖するハイキングトレイルやインフォメーションセンターなどもあります。レストランやホテルも冬場休業の所もあります。事前調査はしっかりとお願いします。

　それでは、4月・5月・10月・11月はどうでしょうか？気温的には少し寒い時期にあたります。15～25℃位でしょうかね。日中の太陽が出ている時間で30℃近い日もあるかもしれません。朝晩はもっと冷え込みます。氷点下まで行かなくともそれでも一桁にはなるかと。日照時間は夏場に比べると早く日が暮れます。観光地は週末以外なら比較的空いていて閉鎖しているところもほとんどありません。ホテルの料金はピーク程ではないですがそこまで安くもなくと言ったところでしょうか。ただし、人気のホテルはそこまで空いていません。
 

　
　おまけとして。グランドサークルに必要不可決な街ラスベガス。ここでの重要はコンベンションがあるかないかです。大きなコンベンションは毎年同じ時期に開催されますので、事前に調べやすいと思います。また、年間通して週末のホテル代が高いです。

　どうでしょうか？ここまで書くと結局のところいつがベストシーズンと言えるのでしょうか？気候？料金？混雑度？人それぞれ、優先順位が異なると思います。ご自身なりのベストシーズンを見つけてくださいね。



月別の詳しい情報もコラム内よりご参照ください。
航空券、ホテル、混雑、気候などのおススメ一覧表はこちらから。