グランドサークル

アメリカ国立公園の宝庫

 この方面に興味のある方にはご存知の言葉かもしれません。グランド(大きな)サークル(円)、そのままの言葉です。具体的にはアリゾナ州のペイジを中心として大きく円を描いたエリアの事をそう呼んでいます。

 日本ではグランドキャニオンが有名ですが、グランドサークルの中にあるのはそれだけではありません。ブライスキャニオン、ザイオン、モニュメントバレー、アーチーズ、キャニオンランズ、キャピトルリーフ、レイクパウエルを代表する国立公園。アンテロープキャニオンやウェーブを代表する州立公園やモニュメント、小さくても貴重な景色が沢山あるのです。また、グランドサークルにはナバホ族をはじめとする沢山の先住民が生活しています。彼らの文化や遺跡や実際の生活を見る事によって、さらに旅は深まります。

 グランドサークルの旅行は団体ツアーでは何十年も続く定番人気商品です。個人旅行でもご自身でレンタカーをして回る方も随分増えたように思います。アメリカと聞くとあまり興味のない方も多いかもしれませんが、このグランドサークルはアメリカの大自然を満喫するには外せないところです。

グランドサークルの成り立ち

 それでは、なぜこのエリアに貴重な大自然が集中しているのでしょうか?それは、コロラド台地と言われる巨大な階段状の地層によるものです。白亜紀の後期にあった台地の隆起活動によって巨大な階段状の地層がなだらかに横たわっているような台地になったのです。北の方が標高が高く南に向け下がっています。ピンとこないですよね(笑)?たたんだタオルを何枚か重ねてそれを一方に倒す感じです。タオルのたたんだ表面が重なりあいながらも横に並んでつながって盛り上がっている感じです。

 グランドサークルの中の一番標高が高い所はブライスキャニオンで約2600m。低いところでグランドキャニオンの谷底(コロラド川が削った)で750mです。標高が高いと言う事は新しい地層と言う事で約6500万年前~です。グランドキャニオンの谷底は20億年前と言われています。

 その地層の中にはやわらかい所と固い所があり、色も様々です。ミネラルが多く鉄分の多い地層は真っ赤に海底だったところは真っ白です。やわらかい所はどんどん風化し景色を変えていきます。アンテロープキャニオンやウェーブがそうです。真っ赤な砂岩が雨風にさらされ、どんどん景色を変えています。固い所はなかなか風化もしませんので崩れません。白い巨岩がそびえるザイオンなどがそうです。
 あげたらキリがありませんが、こうして地層の異なる場所にある国立公園があることによってこのグランドサークルは同じ景色は二つとないのです。
 

ゲートシティはラスベガス

 グランドサークルの中心はペイジですが、団体ツアーでも個人旅行でも旅のスタートはラスベガスです。なぜなら、大きな飛行機が離発着する空港がないのです。ラスベガスに興味ない方も申し訳ありませんが、初日か最終日に宿泊することになります(笑)せっかくなので大自然との対比を楽しんでください。20億年前の景色と現代の景色の対比を楽しんでください。

さらに詳しい情報は各現地情報とさらにさらに詳しい情報はコラムなどご参照ください!

 
真っ赤なアンテロープキャニオン
真っ赤なアンテロープキャニオン
固い所だけ残った岩
固い所だけ残った岩
真っ白な巨岩ザイオン
真っ白な巨岩ザイオン
白とピンクのグラデーション
白とピンクのグラデーション
真ん中だけ残った
真ん中だけ残った
赤い岩を風が削るウェーブ模様
赤い岩を風が削るウェーブ模様

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